英語の覚え書き

英語を忘れないように書き留めておきます。

Post

Postというと郵便ポストなどを連想しますが、アメリカでは、「a mailbox」といい、「ポスト」という言葉は使われません。

 

どっちかっていうとPostは、看板とかの支え(棒)などのことをいいます。「fence post」というと、フェンスの支え棒のことです。戸口の柱は「door post」といいます。

He assumed a new post.(新しいポストに就任した)などというときのポストは「持ち場」という意味です。

また、例えば、A post and fourというと、四頭だての馬車のことを言います。

Postを接頭語としている単語は、「後に続く」ことを意味する単語です。例えば、出産後しばらくの期間はPostpartum。Partumはラテン語の出産です。出産の疲れ、ホルモンなどのバランスの崩れ、育児の疲れなどが重なって、お母さんの気持ちが落ちこんでしまうのを、Postpartum bluesとか、postpartum depressionと呼びます。

ラテン語のmortem(死)と組み合わせると、Postmortemは死後のという意味ですが、検死のことでもあります。Postponeはこれもラテン語の「置く」と組み合わせて、後ろに置くことから、延期することです。The trip was postponed.(旅を延期した)などと使います。旅先から出すはがきはpostcard。このPostは郵便ですが、Script(書く)とPost-を組み合わせると、Postscript(あとがき)になります。よく、手紙などの最後に「追伸」という意味で「P.S.」と書くのがそれです。ビートルズの「P.S. I love you」という曲で有名ですね。

 

なお、フォントなどのポストスクリプトアドビシステムズが1984年に発表したページ記述言語のことですが、これはどこからどうしてそういうネーミングになったのかは分かりません。知っている方、教えてください。