英語の覚え書き

英語を忘れないように書き留めておきます。

BananaとLemon

バナナの皮を踏んづけてすってんころりというのは、マンガの世界の話ですが、実際の会話でもよく使います。

例えば企業の実績が急落した、なんて言うときに、“They hit (slipped on) a banana peel.”と言うとマンガよろしく「足をすくわれた」感が表現できたりするわけです。

バナナは色も味もやさしい果物なのに、“He went bananas.”と言えば、“He hit the roof.”や“He went crazy.”と同じ意味で、「頭にきた」「激怒した」「狂った」といった意味になってしまいます。なぜなのでしょうか? 答えを知ってる人がいたら教えてください。

もうひとつ黄色い果物といえば、レモン。レモンは花も香りも素晴らしいのですが、味は酸っぱいので、思いがけない悪い意味で使われます。“He has a sour taste in his mouth.”というと、苦い思いをすることです。

そうした連想からなのかどうかわかりませんが、たとえば、買ったばかりのクルマが欠陥品だった場合“His car is a lemon.”と言います。

そうしたlemonを買い込んでしまった人を救済するために、欠陥車を代替の正常なクルマと取り替える義務をディーラーに課した法律までできています。これをlemon lawと言います。“His new car kept breaking down. He went bananas. But he was saved by the lemon law.”(彼の新車は故障ばかりしていて、彼は頭にきてたんだけど、lemon lawのお陰で助かったんだ)というわけです。