英語の覚え書き

英語を忘れないように書き留めておきます。

Red

赤にはエネルギーが満ちています。命の源である血液の色だからです。元気はつらつとした連動選手などを描写する、He is a red blooded all American athlete. などが、まさに、血気にはやる若者のイメージです。

ちなみに、all American は、健全で実にアメリカ的なという立味で使われます。民族的な背景は全く関係なく、同籍がアメリカの人に対する、アメリカ人としてこうあ
って欲しいという姿を具現している、という褒め言葉です。

「血がカーッと頭に上ったよ」 と聞くと、顔が真っ赤になっている人が見えます。英語では、怒りで真っ赤になった時は、I saw red when I heard that story.(その話を聞いた時はカッとしたよ) 。頭に上った血の色が目の中に広がってしまう程に強い怒りを感じたのです。

恥ずかしい思いをしたり、困惑したりした時に顔が真っ赤になってしまうのは、When he noticed that the woman was there, the blood rushed to his face. (その女性がそこにいるのに気がついて、彼は真っ赤になった) 。いやな思い出がある場合も、期待にわくわくしている場合にも使うことができます。

血とは無関係ですが、red herring は、事件解決への方向を乱してしまうヒントや物件などという意味で、ミステリーによく出てきます。

薫製にしたニシンは色が赤くなることから来た名前だそうですが、臭みが強いので、捜査犬の訓練に使うと効果的なのだそうです。ですが、これを悪用して、捜査中の犬にred herring を嗅がせると、臭いが強いために犬は本来追跡している臭いの跡を追えなくなってしまいます。That was a red herring. は、事件解決の糸口かと思いきや、実は誤捜査の種だった、というのです。