英語の覚え書き

英語を忘れないように書き留めておきます。

Graduation

全然卒業の季節でもなんでもないですが、graduation、つまり卒業です。人生の次の節目への門的を記すせいか、commencementともいいます。commencementの本来の意味は「始まり」ですが、アメリカでは学位授与式、卒業式のことを指します。

主賓の祝辞はcommencement address。日本もアメリカもほぼ同じようで、早く終わってくれないかな〜的なものが多かったりします。学校ゆかりの名士や政治家を招くのは、巣立っていく若者たちに、立派な人をお手本にして、前進して欲しいという親心の表れなのでしょう。お手本となるような人はrole modelです。A father should be a role model for his son.(父親は息子の生き見本であるべき)というように使います。

さて、graduationも節目にちなむ意味を持っています。graduateには、卒業するという意味と共に、日盛りをつける、等級をつけるという意味もあります。

A graduateは、従って、卒業生であると同時に、目盛り付きの容器(ビーカーなど)でもあります。卒業生の知恵の詰まり具合が気になります。

成績優秀で大学を卒業したというときは、I graduated from college with honors.必ずfromを使います。fromなしでHarvard graduated me.というと、ハーバード大学を卒業したということですから、先の文章では、大学を卒業させてしまったような奇妙なことになるからです。

同じことをI am a graduate of Harvard. ともいえます。事業生であれば同窓生でもあるので、I am an alumnus of Harvard. 複数はalumniです。