英語の覚え書き

英語を忘れないように書き留めておきます。

Tide

アメリカにはTideという洗濯洗剤が売っていますが、tideは海の干満のことです。

 

海の干満は日々、のどかなリズムで繰り返されています(The ebb and flow of the tide are repeated daily in a regular rhythm.)。けれども、東日本大震災のときのように、海底地震の影響で、高波が突然、起こり、岸に襲ってくる(High waves caused by an earthquake suddenly swell and surge onto the shore.)と、津波(tidal waves)となって、猛威をふるう(The tidal waves showed their ferocious power.) ことになってしまいます。

 

余談になりますが、本来津波は英語ではtidal wavesと呼ばれていたようです。しかし、昨今はニュースでも、tsunamiと日本語を使うようになっています。もはやtsunamiは英語になってしまっているといっていいでしょう。

 

さて、潮の干満は、人にはあらがえないものです。「the」をつけて、「The tide」というと、あらがい難い「力」といった意味で使われています。選挙時の候補者が民衆の意見の高まりの波に乗って当選したという場合、“The candidate rode the tide of public opinion.”となります。現職の議員に対して有権者が不評や怒りを感じている場合、そうした反感をパネにして、対立候補者が楽勝するような場合は、“He was swept into office on a tide of outrage against the incumbent.”などと言ったりします。