Secession
あけしておめでとうございます。
2015年も日本は問題満載ですね。沖縄の基地問題もその一つです。『The Japan Times』の記事で「Okinawans explore secession option」というのがありました。つまり沖縄を日本から独立させ、一つの国にしたいというわけです。
secessionというのは分離ということです。Secessionist(セセッショニスト)は分離派の人たちのこと。つまり、沖縄が持つ基地問題をはじめとする諸問題は、本土からの押し付けによるところが多いので、独立してしまってはどうだろう、ということです。
去年、スコットランドが分離独立の選挙を行いましたが、「Scotland's Secession Vote」と呼んだりしていましたね。
単語の文頭を大文字で「Secession」と書くと、南北戦争の原因となった南部11州の分離をさします。ヨーロッパヘ向けて織物を送っていたチヤールストン港をめぐっての北部と南部の戦いで、これは1861年のことです。
作家のノーマン・メイラー氏が1968年ニューヨークの市長選に立ったことがありました。彼もSecessionistでした。彼は何を分離したがってたかというと、ニューヨーク市を州から脱退させ、51番目のインデペンデント・ステイトにしたかったのです。まあ、ジョークみたいですが…。
Secessionの動詞はsecedeで、脱退する、脱党する、分離するという意味になります。