英語の覚え書き

英語を忘れないように書き留めておきます。

Crock Pot

ボストンの煮豆は長時聞かけてコトコトと煮込んであって、しっくりと味が染み込んでいるので有名です。レストランのメニューなどにはBoston Baked Beansとかって書いてあったりします。昔はストーブの上に焼き物の鍋を置いて、1日中煮たのでしょう。

 

今も、昔風の茶色の釉(うわぐすり)をかけた、中ふくらみの陶器(earthenware)の蓋付きの鍋を売っています。この鍋はcrock potと呼びます。また、crockとも言います。

Crockは容器、瓶といった意味です。crock of liquorといえば、お酒の入った瓶です。

相手の話が、信用できない、または、いい加減なことを言っている場合は、「冗談じゃないよ!」といった感じで、“What a crock!”と言います。この場合このcrockには、お酒やおいしいものではなく汚い物が入っているわけで、話の内容に嫌悪感を示している言葉です。案外頻繁に耳にします。

“He is crocked.”は酔っ払っているということ。“He is crocked to the gills.”も同じ意味です。すごくお酒を呑む人のことを、“He drinks like a fish.”と言いますから、その辺りからの連想でcrocked to the gills(〔魚の〕エラの先まで)ということになったのでしょう。

Potも同じく壺状のものです。鍋釜類にあたるのが、pots and pans。コーヒー沸かしはcoffee pot、紅茶や緑茶を入れる急須のようなものはtea pot。

 

なお、日本のポットは保温用ですから、thermal carafe、またはinsulated carafeとでも言うのでしょうか。一般のアメリカの家庭では見かけないので、アメリカ人の友人に聞いてもはっきりしません。ポットだけでは通じないのは確かです。