Head
あの人は頭がいいと言う時、英語ではheadは使わず、“He is smart.”と言います。“He is brainy.”と言うと、頭がいいのですが、どちらかというと、頭でっかちの、生意気さがちらつく感じです。
日本で脳死を死と認めるか否かの議論が沸いてから久しいですが、脳死の状態の人は、“He is brain-dead.”です。
口語で、“He is brain-dead.”と言う場合は、「頭が働かないヤツ」 「気の利かないヤツ」「どうにもしようのないヤツ」。脳が死んでいるのも同然、という気持ちです。
Headは人や動物の頭数に使います。1人当たり(または、1匹当たり)という時は、per head。人数を数えた結果はhead countですが、頭が身体から雛れてしまっては、命がなくなりますから、大変なことです。“He is going to get his head handed to him.”となると、失敗をした同僚のことを、「あいつ、コテンコテンにやられるよ」というような場合に使います。
「Heads up!」は、「気をつけろ!」。“Give someone a heads-up.”と言うと「(誰か)に注意を促す」ということになります。しかし、他の場合は、giveとheadとを組み合わせると、卑猥な意味になるそうですから、注意しましょう。
“Let him have his head.”は、競馬で、馬のたづなを思いっきりゆるめて、馬の好きなように走らせることから、好きにさせる、という意味があります。
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