英語の覚え書き

英語を忘れないように書き留めておきます。

To touch

To touch は触ること。でも、いろいろな使い方があって、面白い言葉でもあります。

Touch footballは子供たちが芝生でよく遊んでいる競技。大人がレクリエーションに興じるゲームでもありますが、touchは文字通り「触る」こと。アメフトのタックルの代わりに触る、というルールのアメリカンフットボールの変種です。

かつて、電話会社のコマーシャルに「Reach out and touch someone.」というのがありました。電話会社の意図は、「ダイヤルに手を触れて、相手に接続すること」を奨励しているわけです。文章を直訳すると、「手を差し伸ばして、だれかに触りましょう」となります。心を読むと「こちらから働きかけて、相手の心に触れよう」という気持ちの表現でもあります。

さて、子供たちに性的ないたずらなどの噂や問題が起こった時に、“Did somone touch you?”(だれかいたずらしなかった?)といった表現をします。「身体を人に触らせたりしてはだめよ」と言う時は、“Don’t let anyone touch you.”これは、touchをいかがわしい触り方の婉曲表現として使っている場合です。

形容詞としてのtouchingは、心を揺さぶる、感動的な、といった意味になります。お芝居などを見て、“It was a touching show!”と言えば、感動したのです。涙を誘うようなシーンは、“The scene was touching.”心に触れた、というわけです。