Toast
Toast、つまりトーストですが、日本ではおそらく食パンをトースターで焼かれたものを思い浮かべるでしょうが、英語ではそれ以外にもいくつか意味があります。
まず、Toastには「おしまい、負ける、退散する」という意味があります。“He is toast.”と言うと、「彼はおしまい」ということです。たとえば、いたずらがパレてつかまった悪童のことを、見ていた人が“He is toast.”と言うと、「あいつ、しぼられるよ」という感じです。
また、ビジネスの場であれば、ささやかなソフト会社を経営している「彼」の事業分野にマイクロソフトが乗り出すとのニュースが流れたときに、“His business is toast.” と仲間が噂をする、といった状況で使うわけです。
こうしたtoast は、語源をたどると、「乾かす、干からびさせる」といったことばから出たもので、トーストに通じます。
なお、トーストを食べるのは、“I eat toast.” で、冠詞はつきません。枚数を言いたいときは、“I eat a piece (two pieces) of toast.”などとなります。
冠詞をつけて、“I offer a toast.となると、乾杯の音頭をとることです。健康でありますように、との願いをこめて乾杯をするのは“A toast to your health!”です。
“He is the toast of the town.”というと、この彼は、皆が乾杯の杯をあげるような人と、いうことです。
しかし、“He is toasted.”となると、お酒を飲みすぎて、酔っ払っているという意味になります。