英語の覚え書き

英語を忘れないように書き留めておきます。

Heavy

もうほとんど日本語化してしまっており、今さらな感じですが、Heavyは物理的に物が重いだけではなく、気が重いときにも使えます。1対1で対応しているとはいいがたい日本語と英語の単語の関係の中にあって、日本語の「重い」とほぼ同じ意味で使えて分かりやすいです。

 

This chair is heavy.というと、この椅子は重い、という意味ですが、人に対して使うと体重が重い、という意味になります。たとえば、My mother is heavy.ってな具合です。また、スラングで、うざい、という意味でも使っているのを聞いたことがあるような気がします。She is little bit too heavy.と言われたりしたら、「重い」と言いたいのか「うざい」と言いたいのか分かりにくくなります。

 

Heavyといえば、Heavysetという形容詞もあります。これは人に対してしか使わないようですが、意味は、ソリッドでがっちりした感じです。He was tall and heavyset.と言うと、彼は背が高くて、がっしりしていた、という意味になります。

 
気持ちにのしかかるような重さや圧迫感を感じる場合の「重さ」にも使います。“The responsibility
weighs heavy on me.”(責任がわたしに重くのしかかった)と聞くと、重い石をのせられたような気分が伝わります。

警備などがものものしい場合には“The security is heavy.”と言えます。heavyの代わりにtightも使います。水も漏らさぬ徹底した警備といった感覚です。

訛が強い場合には、“He has a heavy accent.”と言います。“He has a thick accent.”とも言いますが、thickを使うとべったりと張り付いて離れない靴りといった印象です。

重量挙げはweight lifting ですが、heavy liftingと言うと、物理的に重いものを持ち上げたり、作業の対象にしたりすることです。難しい仕事や難題にも使います。“I’II let him do the heavy lifting.”(力仕事・難題は彼に任せるよ)といった具合に使います。相手が難しい仕事をこなすために必要な力量や影響力を持っている人だと認めている発言です。“He is a heavyweight.”と言えば、上のような能力がある人です。